電話の向こう側の義母①~離婚への言及~

夫から離婚を突き付けられた。

その直後からこどもと私は、私の実家に帰されて夫はそれからしばらく音信不通になった。

音信不通が続くある日、義母から電話があり胃が痛くなりながらも、謝罪くらいはあるかと淡い期待を持ち受けた。

挨拶もままならないまま、興奮して息が荒い義母は畳みかけるように話し続けた。

始まりは、私の状況を理解しようとする言葉が並べられた。

「そうですね」と聞いているうちに何がキッカケだったのか、だんだんと話はこじれ始めた。

「結婚式の前日に別れたいと息子から言われた。私が、せめて結婚式はしなさいと“私が”止めてあげたのよ。」

「あなたは強くて賢いからひとりで(子育てしても)大丈夫。それにご両親もいらっしゃるから。」

初めて聞く事実と、関係のない義母の感情交じりの意見。きっとこの電話の核部分に差掛ってきたのだろう。

更に息が荒くなる義母に対して

「新生児を抱えた私に言う言葉ではないな」と思いながら聞き流した。

それでも義母が言いたいことは止まらなかったようで、最終的に

「あなた、妊娠中に息子とそういう行為はしたの?息子はしてないと言ってたわよ。男性はね、そういうときでもしたいのよ。だから息子は離婚したいと言い出したんじゃないの?」

令和の時代に、まだこんなことを嫁に言う親がいるのかと言葉を失った。

息子が可愛いのはわかる。

でも私は、この女性のような親にはならないように気を付けようとこの日誓った。

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この記事を書いた人

出来事と思考の断片を言葉にしている。
実体験をもとにした物語を連載中。

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